★ドラゴンパンツエスト★
二人の美姫
アレフ : 勇者ロトの血を引くとされる少年。
ローラ姫 : 美しい姫。どこかに捕らえられている。
レーニ姫 : ローラの妹で元気一杯の姫。どこかに捕らえられている。

★ストーリージャンプ
ラダトーム
リムルダール〜銀の竪琴
ローラ姫救出
ドムドーラ
竜王の城


勇者アレフはラダトーム王の前にいる。
ラダトーム王 : おお、アレフ!! 勇者ロトの血を引く者よ! そなたの来るのを待っておったぞ。
アレフ : そりゃ、人の家へ馬で大勢に乗り込まれては、来るしかないでしょう。あっ、馬車の乗り心地は快適でしたよ。
ラダトーム王 : その昔、勇者ロトが神から光の玉を授かり魔物達を封じ込めたと言う。
アレフ : ええ、私の14代前の父と聞きます。(14代前の母は決して妊娠の理由を語らなかったらしいが…。)
ラダトーム王 : しかし、いずこともなく現れた悪魔の化身・竜王が、その玉を闇に閉ざしたのじゃ。この地に再び平和をっ! 勇者アレフよ! 竜王を倒してその手から光の玉を取り戻してくれ!
アレフ : 分かりました。この華麗にて優雅な、勇者アレフが竜王を退治して見せましょう。
ラダトーム王 : わしからの贈り物じゃ! そなたの横にある宝の箱を取るがよい!
アレフ : たいまつに、鍵に、120G…。ちょっと少ないのでは?
ラダトーム王 : それには理由があるのじゃ…。それで棍棒でも買ってくれ。
アレフ : (こ、棍棒で何をさせようって言うの?)
ラダトーム王 : そして、この部屋にいる兵士に聞けば旅の知識を教えてくれよう。ではまた会おう! 勇者アレフよ!

兵士A : このお城を出ると隣に街がある。そこでまず武器と防具を買い揃える事だ。戦いで傷ついた時は街に戻り、宿屋に泊まると傷が回復するだろう。
アレフ : ふん、このアレフがそんな事を知らぬはずもあるまい。

兵士B : ローラ姫とレーニ姫の事をご存じか?
アレフ : 名前くらいは。
兵士B : 姫様達が魔物に攫われて半年になる…。王様は何もおっしゃらないが、とても苦しんでいるはず。アレフ! どうか姫達を助け出して下さい!
アレフ : 姫…どんな姫なんだい? 特徴くらいは知らないと、見かけても判らない。
兵士B : ローラ姫はそれはそれは美しい姫で、妹のレーニ姫はとても元気で健気{けなげ}なお姫様です。王はお二人の捜索にお金を使い、はした金しか貴方に用意できなかったのです。
アレフ : 分かりました。

ラダトーム王 : 旅の支度ができたなら、またわしに会いに来るが良い。待っておるぞ、アレフよ!

アレフは王の間を出ようとした。
アレフ : あれっ、扉に鍵が掛かっているぞ。
兵士C : 宝の箱を全部取ったなら、その中に鍵が入っていたはずだ。鍵は一度使うと無くなってしまうが、その鍵で扉を開けた時…お前の旅が始まるだろう。
アレフ : なんて間抜けな鍵だ。(それ以上に、こんな所で使ってなくなるくらいなら、あらかじめ開けておいて鍵をくれない方がマシだよ、まったく。)

アレフはラダトーム城を散策する。
兵士 : 復活の呪文があれば、それを聞いた時の状態で蘇る事ができるだろう。
アレフ : 復活の呪文?
兵士 : 旅を一度やめたい時は、王に会い復活の呪文を訊いておく事だな。
アレフ : 不便な世の中だな…先祖の時代はセーブという画期的な技術があったそうだが…。

兵士 : 洞窟に入る時は、たいまつを持って行けよ。
アレフ : うぐっ、僕の時代は洞窟に明かりがないのか…。

兵士 : 扉を開けるには鍵が必要だ。
アレフ : 鍵の掛かっていない扉を開ける場合は?
兵士 : そんな扉はこの世に存在しないのだ。
アレフ : 僕って悲惨な時代に生まれてるんだな…。

兵士 : ああ、ローラ姫は一体どこに…。
アレフ : 僕が捜しておくって。
兵士 : それはともかく、姫にあんな事やこんな事をしたら許さんぞ!
アレフ : (僕の勝手だ…。そうだ、あんな事やこんな事をしてしまうのもいいかも知れない。僕が姫を見つけた場合、姫の命は僕が握る事になるわけだからな。)

青年 : ここラダトームはその昔、楽園でした。それを魔物達が…。ところで、どうして横を向いたままなんですか?
アレフ : はっはっは、ファミコン版らしいから、俺は人に横姿や後姿を見せながら話すしかないんだ。王様には背中を向けながら喋ってたぜ。

青年 : 魔物達と戦って経験を積んでください。そうすれば勇者としてのレベルが次々と上がり強くなっていくでしょう。
アレフ : 女の子とエッチして経験を積んでください。そうすればスケコマシとしてのレベルが次々と上がり、エッチに強くなっていくでしょう。
青年 : はぁー?
アレフ : 言ってみただけだよ。僕の先祖は僕を遥かに上回るジョークでラダトームの街を沸かせたみたいだから、僕もジョークを磨いてるんだ。今のはほんの練習さ。

商人 : 私達は旅の商人です。多くの仲間が魔物に殺されました。
アレフ : そうか、なんか売ってくれ。定価の9割引なら買うから。
商人 : 済みません、見ての通り手ぶらで売れる物はありません。
アレフ : あんた、それでも商人か!?

商人 : 噂では魔物達に滅ぼされた街もあるらしいです。
アレフ : …僕の家の近くさ。幼馴染みのシオリアは無事だろうか…。

女性 : ああ、レーニ姫は一体どこに…。
アレフ : 僕が捜しておくって。
女性 : それはともかく、姫にあんな事やこんな事をしないでくださいね。顔がやる気満万ですよ!
アレフ : うぐっ…。

爺 : おお、神よ! 古い言伝えの勇者アレフに光あれ!
ぴかっ
アレフ : なんかしたかい?
爺 : MP全快じゃ。
アレフ : …まだ僕のMPはゼロだよ。
爺 : そうか、ではMPが増えてから来るがよい。

ヨシィオ : よぉ、アレフ。俺はヨシィオっていうんだ。姫達の事ならなんでも訊きな。
アレフ : 姫達のスリーサイズは?
ヨシィオはスリーサイズを答えた。
アレフ : ごくっ…。いい…。でも半年前だろ? 今は痩せ細っているかも…。
ヨシィオ : さあ、どうかな…。
アレフ : 姫達の事ならなんでも訊けと言ったな。どこにいるか教えてくれ。
ヨシィオ : いいや、それは知らないんだ。とにかく俺はお姫様二人を救出してウハウハな関係になるつもりだぜ。
ヨシィオは去った。

アレフはラダトームの城を出ようとする。
番兵 : ラダトームのお城にようこそ!
アレフ : 今から出掛ける所だよっ。

アレフは城を出た。
アレフ : ふむ、東に街が見える。あそこで装備を固めるか。

《ラダトームの街》
青年 : ラダトームの街にようこそ。この街のずっと北に行き、海辺を西に歩くとガライの街があるそうです。

商人 : どうか魔物達を倒してください。
アレフ : 倒してあげるから、なんか武器とかくれない?
商人 : 武器屋ならそこです。

《武器屋》
女性 : いらっしゃいませ。中に進み、机越しに話しかけて下さい。
アレフ : 棍棒と布の服を買うか…。布の服も身に着けてなかったなんて、どうやら僕はビガーパンツ1丁で歩いていたらしい。どうも他人の見る目が変だと思ったよ。

装備を済ませラダトームの街を散策する。
爺 : 毒の沼地に気をつけなされ。沼地を歩く時は体力に気を使うようにな。
アレフ : 忠告ありがとう。

戦士 : 戦いで経験を積みレベルが上がった時は王様に会いに行けよ。
アレフ : 別にその度に復活の呪文を訊く必要なんてないと思うけどね。
戦士 : なら、勝手にしろ。

戦士 : 橋に気をつけろ! 橋を渡って遠くに行く程、恐ろしい魔物達が現れるだろう。

戦士 : 多くの勇者が街から遠くに旅に出て、そして死んだ。勇者アレフよ、お前を死なせたくないものだな。
アレフ : ふふっ、僕は勇者ロトの血を引く。死んでも王様の前にワープするはずだ。

戦士 : お前がロトの血を引く者? 何か証拠があるのか?
アレフ : 証拠…。僕の家に代々伝わるカビの生えたパンツ、これで13代前の先祖が生まれたというが、それじゃ駄目?

女性 : いーえ、私はローラ姫じゃないわ。
アレフ : 誰もそんな事言っちゃいない。第一、あんたはローラ姫のスリーサイズと全然違う。バストは同じだが、ウエストもヒップも、バストと同じ数値じゃないか。93−93−93。
女性 : キィー!
アレフは引っかかれた。

アレフ : 怪我した…今日は宿屋に泊まろう。

《宿屋》
兵士 : 王様に伝えてくれ、ローラ姫の捜索隊は全滅したと…私ももう駄目だ…ぐふっ…。
アレフ : あらっ、死んじゃった。宿代はこいつが払ったみたいだから、今日はこの部屋に泊まるとしよう。

翌日
ラダトームの街を散策する。
《民家》
爺 : もしそなたが呪われたならここに来るがよい。そなたは呪われそうな顔をしておる。
アレフ : 悪かったな。

青年 : 噂ではどこかに魔法の鍵を売っている街があるらしいですよ。
アレフ : 魔法の鍵をタダでくれる街の噂の方がありがたいんですけど。

青年 : ラダトームのお城の南から海の向こうにお城が見えるでしょう。竜王はそのお城にいるとか…。おお、恐い…。
アレフ : 船で行けばいいわけか。
青年 : 船なんて便利な乗り物はありません。
アレフ : なにー! 先祖の時代にはあったはずなのにー。

アレフは町を出、冒険を開始した。

アレフ : うっ、スライムだ。

倒した。
アレフ : はぁはぁ、スライムで苦戦するなんて、竜王なんていつ倒せるか…。

アレフはラダトーム周辺で戦いの腕を磨いた。
アレフ : ふぅ、レベルは3になったが、容姿が落ちた気がする。ホイミも覚えたし、明日からは少し遠出できるはずだ。

翌日
アレフは北へ向かう。
アレフ : 洞窟か…魔物の気配はないようだ。

《ロトの洞窟》
アレフ : 見事に真っ暗だ。たいまつを使うか。
たいまつを使うと。周りが照らされた。

アレフは石版を見つけた。石版にはこう書かれている。
「私の名はロト。私の血を引きし者よ。ラダトームから見える魔の島に渡るには二つの物から派生する一つの物が必要だった。私はそれらを集め魔の島に渡り魔王を倒した。そして今、元となる二つの物と派生する物を加えた三つの神秘なる物を三人の賢者に託す。彼らの子孫がそれらを守っていくだろう。再び魔の島に悪が蘇った時、それらを集め戦うがよい。…なーんてカッコいい事書いたけど、これは俺様の可愛い彼女に言葉を作ってもらったんだ。お前が男か女かは知らないが、男なら可愛い女の子とエッチできるように自分を磨け。女でも自分を磨く事は大切だが、処女だけは切り札として残しておけ。処女だけは取り戻す事が不可能だからな。」
アレフ : ためにはなったけど、後半は石版に残すような文章じゃないと思うが…。

アレフはロトの洞窟を後にし、西へ向かった。
アレフ : よし、レベル4になった。ギラも覚えたぞ。

《ガライの街》
女性 : 昔語りの街ガライにようこそ!

爺 : 古い言伝えでは偉大な吟遊詩人ガライがこの街をつくったそうじゃ。
アレフ : おかしいな、僕の家に伝わる言い伝えじゃ、勇者ロトの引き連れる女性達のお尻を触ろうとして魔法とか殺人光線を食らったという話だったけど。

ユーコ : アタシはユーコ。ユカリを捜してるの。

爺 : 噂ではローラ姫はどこかの洞窟に閉じ込められたそうじゃ。もう助け出されたかのお…。
アレフ : 洞窟か…水くらいは飲めるだろうが…。
爺 : 噂ではレーニ姫はどこかの廃墟に閉じ込められたそうじゃ。もう犯されてしまったかのお…。
アレフ : 廃墟か…空気くらいは吸えるだろうが…。

青年 : 私は聞いた! 何と、姫をさらった魔物が東の方に飛び去ったとか!

アレフ : 東へ行ってみるか。

《マイラの村》
爺 : ここはマイラの村です。

青年 : 南の島はとても恐い所です。充分に力をつけてから行かないと生きて戻れないでしょう。

兵士 : ゴーレムは笛の音が苦手だと聞く。
爺 : 古い言伝えでは、妖精達はゴーレムを眠らせたそうじゃ。

女性 : どうか魔物達を倒してください。

《露天風呂》
女性 : ここは露天風呂でございまーす。効用はリュウマチでございまーす。
アレフ : うはっ、混浴だ。
ユカリ : わたしくはユカリでございます。カームさんを捜しております。
アレフ : はぁ、ユカリって身体を隠さないんだな。
お風呂を出た。

爺 : ロトの血を引く勇者よ! しかしその武器では竜王を倒せまいぞ! また来るが良い!

兵士 : ドムドーラの遙か東に、素晴らしい武器を売っている街があるらしい。

青年 : お前がロトの血を引く者? 何か証拠があるのか?
アレフ : ふむ、確かになにか証明が必要かも知れないな。

商人 : 南の島に行きましたか?
アレフ : ああ。
商人 : 何と! とても強い魔物達がいると聞きましたが。
アレフ : 未来の僕は強い。ちなみに、南の島に行ったのは未来の僕だ、はっはっは。
商人 : つまり、今の貴方は行ってないわけですね。南にはリムルダールという街があるらしいです。

兵士 : 噂ではリムルダールに鍵を売る店があるらしい。
アレフ : そうか、なら行く必要があるな。だが、魔物は強いらしい、もう少しどこかで経験を積むとしよう。

《雨のほこら》
賢者 : そなたが真の勇者か試させて欲しい。この地のどこかに魔物達を呼び寄せる銀の竪琴があると聞く。それを持ち帰った時、そなたを勇者と認め雨雲の杖を授けよう。
アレフ : 銀の竪琴か…探しておくか。

《ラダトーム南西の洞窟》
アレフ : なにか宝物があるかも…。
アレフはたいまつを使った。
骸骨が現れた。

倒した。
アレフ : ふぅ、骸骨も倒せるようになったか。僕って強過ぎるな。

戦士の指輪などのアイテムとゴールドをゲットし、洞窟を出た。
アレフ : このまま、南へ向かえば僕の故郷…シオリアが無事かどうか確かめたい所だ。今の僕はレベル8…ラリホーもあるし、大丈夫だろう。

南へ向かう。
リカントマムルが現れた。
アレフ : なにっ、こんな所にこんな魔物が!
リカントマムル : マホトーン。
アレフ : くっ、ラリホーもホイミも使えない。
アレフはとても敵わず逃げ出した。

キメラが現れた。
アレフ : げふっ! まずい、死んでしまう…。
アレフはなんとか逃げ出した。

アレフ : はぁはぁ…ラダトームに戻ろう。

《ラダトームの街》
アレフ : おやっ? ローラ姫ファンクラブ本部? 入ってみるか。

《ローラF.C.本部》
壁には大きな絵が飾られている。
アレフ : あれがローラ姫…美しい姫だ。

翌日
アレフ : さて、どこへ行こうか? 南東は敵が強過ぎるから、リムルダールが適当かな。

《リムルダールへの洞窟》
アレフ : 敵は強くないな。あれっ? 扉がある。鍵がないと駄目だな。
声 : しくしく…。いくら私の美しさが無限とはいえ、こんな所にいたらやつれてしまいますわ…。
アレフ : 誰かいるのだろうか…。まあリムルダールで鍵をゲットすれば、この先に行けるな。

洞窟を抜けた。

リカントが現れた。

アレフ : ふぅ、苦戦するがラリホーで眠らせればなんとか倒せるな。

《リムルダールの街》
青年 : リムルダールの街にようこそ!
アレフ : 湖に囲まれた雰囲気のいい街だ。シオリアとここに来てみたいな…。

女性 : おいで坊や。ぱふぱふして欲しいなら50ゴールドよ。
アレフ : うーん、きょいきょいや、いんぐりもんぐりなら考えてもいいよ。
女性 : ドスケベ!
アレフ : …アンタに言われたくない。

ヨシィオ : いよお、アレフ! アレフじゃないか! 久し振りだなあ。
アレフ : ああ、ヨシィオか。
ヨシィオ : ローラ姫はこの北の洞窟にいるって話だぜ。
アレフ : そうか、鍵を手に入れたら行ってみよう。
ヨシィオ : 畜生、鍵を売る店が見つからないぜ…。

戦士 : 竜王の鱗は鋼のように硬いらしいぜ。
アレフ : ああ、ちゃんと装備してるぜ。

戦士 : 指輪は戦士の嗜みだ。
アレフ : そうか、なら戦士の指輪を装備しよう。
戦士 : 指輪などしてお前は恥ずかしい奴だなあ。
アレフ : お前こそ、ステテコパンツなんて恥ずかしい奴め!

《民家》
女性 : あなただあれ? 出て行かないと人を呼ぶわよ!

青年 : お前がロトの血を引く者? 何か証拠があるのか?
アレフ : うぜー、コピペ野郎。今に揺るぎ無い何かを見つけてやるよ。

爺 : 古い言伝えでは、ロトはこの島の西の外れに虹を架けたそうじゃ。そして魔王の部屋の隠されたる入り口より闇に入ったと聞く。

兵士 : 噂ではラダトームのお城に太陽の石があるらしい。もう手に入れたか?
アレフ : よし、今度手に入れよう。

女性 : やがてこの街も魔物達に……ああ神様……。
アレフ : その前にエッチしよう。
ピシャン
ビンタを食らった。

戦士 : 竜王の体を貫ける剣がこの世にあるのだろうか……。

青年 : 南に行ってはいけません。もっともっと強い魔物が住んでいるそうです。

《お告げ所》
爺 : ここは予言所。聖なるほこらを見つけたか?
アレフ : まだだけど。
爺 : 南に行くが良い。雨と太陽が合わさるほこらじゃ。

《町の外れ》
カーム : もう、ナオト君ったら遅いわねえ。ぷんぷん。

ナオト : ナオトでーす。彼女を待ってます。

アレフ : あの二人、待ち合わせ場所を間違えたな。デートゲームでもたまにやるんだよな。

《鍵屋》
商人 : いらっしゃいませ!
アレフ : ん? ここは?
鍵屋 : どんな扉でも開けてしまう魔法の鍵は要らんかな? ひとつ53ゴールドでどうじゃ?
アレフ : くれ。
鍵屋 : ほれ。鍵を一つ渡そう。まだ鍵を買うかな?
アレフ : 後10個くらい。
鍵屋 : ではまたな。

《宿屋》
アレフ : 鍵を使うか。
女がいた。
女 : 私はよしきくりーん。マイラのお風呂から南に四つ歩き調べるといいよー。

アレフ : よし、マイラへ戻るか。おっと、途中の洞窟に、お姫様が捕らえられているんだったな。

《マイラへの洞窟》
鍵を開けて進む。
アレフ : ややっ、奥に部屋があって、女性がいるっ!
ドラゴンが現れた!

アレフ : なっ、なにっ!?
アレフが身構えるより早く襲いかかってきた。ドラゴンは炎を吐いた。
アレフ : あちゃちゃちゃ…ひえー、逃げるぞー!
ローラ姫 : お、お待ちなさい! 私を助けなさい!

アレフ : はあはあ、奇跡的に逃げられた。とてもドラゴンなんて倒せるレベルじゃないぞ。

《マイラの村》
アレフ : 鍵を使おう。
爺がいた。
爺 : 笛を手に入れたか?
アレフ : いいや。
爺 : よしきくりーんが持っていたがリムルダールに行くと言って村を出てそれっきり帰らぬ。
アレフ : その人なら会ったよ。確かお風呂の近くに…。
お風呂の南で妖精の笛を手に入れた。
爺 : メルキドの街に行くがよい!

アレフ : さて、今まで見てきた街の鍵を開けまくろう。

《ラダトーム城》
宝物庫を開けた。
兵士 : 真の勇者なら盗みなどせぬはずだ。
アレフは宝箱を開けまくった。
兵士 : …。
アレフ : うー。宝箱を漁りながら、真の勇者に対してなにかギャグを考えて盗みを正当化しようと思ったのに、何も思いつかなかった。
兵士 : アレフは真の勇者ではないようだな。ジョークの質が悪過ぎる。
アレフ : がちょーん。

商人 : どんな扉でも開けてしまう魔法の鍵は要らんかな?
アレフ : なんだよ、ここでも買えたのか。でも85ゴールドと高いか。

女性 : 雨と太陽が合わさるとき虹の橋が出来る。古い言伝えですわ。
アレフ : 男と女の合わさる時、ガキンチョが出来る。
女性 : それも古い言い伝えですね。
アレフ : 本当かどうか試しませんか?
ピシャン
平手を食らった。

戦士 : 私は地下室を探している。お城のどこかにあるらしいが…。
アレフ : 僕は女性が大勢監禁されている地下室を探している。
戦士 : なにっ、どこにあるんだ?
アレフ : 僕の想像の中。

爺 : 勇者のために祈りましょう。光が共にありますように…。

バリアが張られている。
兵士 : 体力に自信があるなら入るが良い。
バリアを越えた。
戦士 : ガライの墓はガライの街に。街に入り暗闇の壁を押すがよい。

《地下室》
賢者 : わしは待っておった。そなたのような若者が現れる事を…。さあ宝の箱を取るがよい。
太陽の石を手に入れた。
賢者 : ここにはもう用が無いはず。行くがよい。

《ラダトームの街》
鍵の掛かった店を訪れた。
女 : 聖水はいかかが?
アレフ : 弱い魔物を寄せ付けない奴だな。3つ貰うよ。
女 : えっと、お代は…。
アレフ : 貰うと言ったんだから、タダでくれ。
女 : …。
アレフ : ほんのジョークだよ。先祖とは違って三流で悪いな。

アレフ : 鍵を使おう。
兵士がいた。
兵士 : 噂ではガライの墓に銀の竪琴があるらしい…
アレフ : よし、ガライへ行くか。

《ガライの街》
アレフ : 鍵を使おう。
爺 : 噂ではどこかに勇者ロトの着ていた鎧があるらしい。

女性 : 男なんて嫌いよ。しっしっ。

青年 : 遥か南にドムドーラの街がありました。今もあるのでしょうか……。
アレフ : シオリア…。

商人 : えーい、持ってけ! 泥棒!
アレフ : なにを?
商人 : 叩き売りの練習です。欲求不満の女性をターゲットに、バナナ、キュウリ、ナスビを売るんですよ。
アレフ : 欲求不満の男性をターゲットに、コンニャクとカップヌードルも用意するといいですよ。

アレフ : 鍵を使おう。
兵士がいた。
兵士 : 私は忙しい。隣の奴に聞いてくれ。
隣の部屋も鍵で開けた。
兵士 : 私は忙しい。隣の奴に聞いてくれ。
アレフ : げっ、鍵を損しちゃった。

爺 : 竪琴は魔物達を呼び寄せる。ガライの墓に近寄るな!
アレフ : 女の子達を呼び寄せる竪琴はないの? その後、エッチできないと、価値は半減するけれど。
爺 : ない!

《ガライの墓》
アレフは辺りを照らすレローラの魔法を唱えた。
現れる魔物達を倒した。
アレフ : メーダロードにドロルケーコジ…なかなかの魔物だ。
呪いのベルトと銀の竪琴を見つけた。

アレフは呪いのベルトを身に付けた。呪いのベルトが体を締め付ける。アレフは呪われてしまった。

《ラダトームの城》
兵士 : 呪われし者よ、出て行け!
アレフ : そんないじめなくても…。

《ラダトームの街・民家》
爺 : やっぱり呪われおったか。全ては顔で決まるのじゃ。ほれっ、呪いを解いてしんぜよう。
呪いのベルトは外れた。
爺 : さて、このベルトを売って儲けるとしよう。
アレフ : マジかよ…。
爺 : タダで解呪してもらったんだ、ありがたく思え。ところで、沼地の洞窟には、稀に『死の首飾り』があるという。さあ、行くがよい。

《雨のほこら》
賢者 : おお、アレフ! 竪琴を持ってきたな! わしは待っておった。そなたのような若者が現れる事を…。さあ宝の箱を取るが良い。
アレフは雨雲の杖を見つけた。
賢者 : ここにはもう用が無いはず。行くがよい。
ゴソゴソ…。
アレフ : 確かに金目の物はないようですね。漁って時間を損しました。

アレフ : 太陽の石に雨雲の杖…雨と太陽が合わさる時、虹の橋ができるんだったな。

リムルダールを更に南へ。

ゴールドマンが現れた。
アレフ : はあはあ、強いが何とか倒せたぞ。…お金がいっぱいだ。

アレフ : やっぱり自分の胸にぶつけても「お金がおっぱい」にはならないよな。

《聖なるほこら》
賢者 : そなたがロトの血を引く真の勇者なら、しるしがあるはず。愚か者よ立ち去れい!
アレフ : 追い出されちゃった。

キメラが現れた。
アレフ : ラリホーと薬草を駆使して…よし倒せた。そうだ! この手でドラゴンを倒せるかもっ。

《マイラへの洞窟》
ドラゴンが現れた。
アレフ : ラリホー!
ドラゴンを眠らせた。
アレフ : よし、今の内に!
しかし、ほとんどダメージを与えられない。
ドラゴンは目を覚ました!
アレフ : やばい! ラリホー!
ドラゴンを眠らせた。
アレフ : まだギラの方がダメージを与えられるか…。

苦闘の末、ドラゴンを倒した。
アレフは暗がりから近寄る。
ローラ姫 : ああ! 助け出してくれる虜が本当にいたなんて、まだ信じられなくてよ! 私はラルス16世の娘、ローラ。私をお城まで連れて帰ってくれまして?
ローラのいる部屋の明かりがアレフを照らす。
アレフはボロボロになっている。
アレフ : ミ、ローラ姫ぇ…。
ローラ姫 : きゃー! 私の前に出られる格好ではなくってよ! 出直してらっしゃい、脇役君!
アレフ : …出直してくるか。

アレフは一応の身嗜みを整えて、再び洞窟に戻った。
アレフ : (あれっ、部屋の隅っこで震えてるぞ。)
アレフ : ローラ姫っ。
ローラ姫 : ひぃー!
アレフ : そんなに驚かなくても。
ローラ姫 : あ、あら…さっきの脇役君じゃない。少しは見られるようになったようね。
アレフ : さあ、お城に戻りましょう。
ローラ姫 : た、立ち上がれないの…。
アレフ : よし、僕が抱えましょう。
ローラ姫は抱え上げられた。
ローラ姫 : な、なにするの下ろしなさい!
アレフ : いてて、じゃあ、どうやって帰るつもりです?
ローラ姫 : 私に釣り合う容姿の男を連れてきなさい。
アレフ : じゃあまたお姫様を残していこうか。
ローラ姫 : …やっぱりこのままでも構いませんわ。
アレフ : (このまま暫く連れまわすとしよう。)

アレフは洞窟を出る。
アレフ : ローラ姫、意外と元気ですね。
ローラ姫 : ええ、私の虜となった魔導師が来て、食事などの世話をしてもらいましたから。

《マイラの村》
ローラ姫 : あら、ここには確か温泉がありましてよ。
アレフ : 体を綺麗にしたらどうです?
ローラ姫 : …見てらっしゃい。

ローラ姫は体を綺麗にし、洗濯された服を着た。
アレフ : うへっ、めちゃくちゃ綺麗だ…。
ローラ姫 : ほーっほほほほ、どうかしら?
アレフ : 美しいです。
ローラ姫 : ほーっほほほほ、大変宜しくてよ。さあ、今日はこの村に宿を取って、明日、私をラダトームまで送りなさい。

翌日
《宿屋》
宿屋 : いやあ、昨日はお楽しみでしたね。
アレフ : そんな事言うか、普通…。
ローラ姫 : さあ、また私を抱きかかえなさい。
アレフ : いいんですか?
ローラ姫 : よろしくてよ、ぽっ。

《ラダトームの町》
ローラ姫 : はぁ、帰って来たわ。
アレフ : 全ては僕のお蔭です。
ローラ姫 : ほーっほほほほ、認めてあげましてよ。

《ローラF.C.本部》
ローラ姫の捜索隊の兵士が倒れている。
兵士 : 私に触るのは誰だ? もう何も見えぬ…もう何も聞こえぬ…
兵士は死んだ。
ローラ姫 : …美し過ぎる私の為に頑張ったのね。安らかに眠りなさい。

《ラダトーム城》
女性 : ローラ姫を助け出してくれてありがとうございます。
兵士 : おおアレフ! 素晴らしき勇者よ!

兵士 : ローラ姫…おい、アレフ、ローラ姫から手を放せ。
アレフ : 放したら落ちちゃうじゃんか。それに、この感触はやめられん。
ローラ姫 : ほーっほほほほ。
兵士 : ああ愛しのローラ姫…私はアレフが憎い。
アレフ : 怨まれちゃった。
ローラ姫 : 私が選んだ男よ。誰も文句を言うはずがないわ。
アレフ : えっ?
ローラ姫 : な、なんでもなくてよ。

《王の間》
王様 : おおアレフ! よくぞ姫を助け出してくれた。心から礼を言うぞ!
ローラ姫 : パパ!
王様 : さあローラ私の隣へ。
アレフ : では僕は旅を続けます。
ローラ姫 : 待ってくださる? ローラはアレフに贈り物をしたくてよ。アレフが私を愛する事を忘れないように、私の心をちゃんと受け取りなさい。
ローラの愛を受け取った。
ローラ姫 : ほーっほほほほ! たとえ離れていても貴方はこのローラと共にありましてよ。ではアレフ……行ってらっしゃい。
ローラは投げキッスをすると着席した。

兵士 : 残りはレーニ姫、ご無事だといいが…。
アレフ : 確か廃墟にいるという話を聞いたが…。よし、ドムドーラへ向かうぞ。

《ドムドーラ》
アレフ : ひどい荒れ様だ…シオリアも死んじゃったかな…。くそー、こんな事なら、あの時@@@しておけば良かった。
スターキメラが現れた!
アレフ : うわっ、やば過ぎる!
アレフは大ダメージを受けながらも逃げ出した。
キラーリカントが現れた!
アレフは逃げ出した。
アレフ : 魔物が強過ぎる…少しレベルアップしよう。

暫く修行を積んだアレフはラダトームにいた。

《ラダトーム城》
ローラ姫 : アレフはローラの事を想っていまして?
アレフ : ええ。
ローラ姫 : ほーっほほほほ、美しさって罪よね…。悪い気はしなくてよ。ぽっ。
広間の脇にいたハープ使いがローラのテーマを奏でた。
ローラ姫 : アレフをローラは気に掛けていましてよ。光栄に思いなさい。

《ドムドーラ》
アレフ : この廃墟にレーニ姫が…。

ボロボロの服に痩せこけた少女がいた。
アレフ : うっ、ドラゴンだ!
ドラゴンを倒し、少女に駆け寄る。
レーニ : ああ…助け出してくれる人が本当にいたなんて、まだ信じられないよぉ…。私はラルス16世の娘、レーニです。私をお城までつれて帰ってください…。
アレフはレーニ姫を抱き抱えた。
レーニ : 嬉しい…ぽっ。
レーニは気絶した。
アレフ : かなり衰弱している…。服もボロボロで胸が見えてるが、変な気分にはなれない。ルーラでラダトームに戻るぞ。

《ラダトーム》
王様 : おお、アレフ! よくぞレーニ姫を助け出してくれた! 心から礼を言うぞ! かなり衰弱しているな。部屋に運ばせよう。
ローラ : …レーニも助けたのね。抱えた心地はどちらが良くて?
アレフ : そりゃローラ姫です。
ローラ : 訊くまでもなかったわね、ほーっほほほほ。
アレフ : レーニ姫は恐らく廃墟に生える草とかを食べていたようです。
ローラ : ちょっとこちらに来て下さる?

《ラダトーム城・テラス》
ローラと二人きりで話す。
ローラ : 言っておきたい事がありましてよ。レーニは私と同じラルス16世をパパに持つけど、母親は違ってよ。私の母が貴族に対し、レーニの母は下賎の女でしてよ。
アレフ : そうなんですか…。
ローラ : ところで、私が差し上げた愛は使ってまして?
アレフ : いいえ…。
ローラ : 使いなさい。きっといい事がありましてよ。

ラダトームの宿屋に泊まった。
アレフ : さて、レーニ姫はどうなったかな?

レーニ : 助けてくれてありがとね。ぽっ。
アレフ : どうやら命に別状はないみたいですね。
レーニ : そーだ、赤毛の女の子から手紙を預かったんだ。アレフって人に宛ててあるよ。
アレフ : 俺がアレフです。
レーニ : あーっ、まだ名前も知らなかったね。
アレフ : 手紙とは?
レーニ : シオリアって人から。
アレフ : えっ? シオリアは生きているのですか!?
レーニ : …死んじゃった。私にこの手紙を渡した後に、キラーリカントに背中を引き裂かれて…。
手紙にはこう書かれていた。

レーニ : アレフはシオリアちゃんをどう思ってるの?
アレフ : 好きだった…。ずっと昔から。
レーニ : 私じゃダメかなぁ? あっ、なんでもない。
アレフ : 旅を続けます。
レーニ : 頑張ってねっ。私、応援しちゃうよっ。

ラダトームを出た。
アレフはローラの愛を使った。
ローラの声 : あーら、あなたは美しい私のいるラダトームから北に5西に3でしてよ。
アレフ : 場所を教えてくれるみたいだ。
アレフ : ローラ姫の愛を頼りにメルキドへ向かうぞ。

《メルキドの町》
町を守るゴーレムが現れた。
アレフ : げっ、強いぞっ…そうだ!
アレフは妖精の笛を吹いた。
ゴーレムは静かに目を閉じる。ゴーレムは眠ってしまった!
アレフ : よし、倒せるぞ。
ゴーレムを倒した。

町人 : 城塞の町メルキドにようこそ!

町人 : 噂ではロトの鎧は人から人へ。ミユキという少女の手に渡ったそうだ。

町人 : 昔、うちの爺さんがよく言ってました。友達のミユキは自分の店の裏の木に何か埋めたらしいと…。

ユミ : えーん。私が迷子のユミです。

町人 : 古い言伝えでは勇者ロトの使った剣は鋼をも砕いたそうじゃ。
アレフ : ご先祖様の…どうせなら、俺んちに伝わってれば良かったのに。

女性 : 今夜のおかずは何にしようかしら……。
アレフ : 僕はステーキでいいです。
女性 : あなたに食べさせるわけではありませんけど。

町人 : 竜王の爪は鉄を引き裂き、そして吐く炎は岩をも溶かすと言う。アレフよ、それでも行くか?
アレフ : 怖ひ…やめようかな…。
町人 : それがいい。誰もお前を臆病とは言わないだろう。
アレフ : でもシオリアの手紙では…。やっぱり行くぜ!
町人 : おお! 貴方こそ真の勇者だ!

商人 : 毎度! 今日は大根が安いよ!
女性 : キュウリはないのかしら?
アレフ : お姉さんなら、ナスビの方がいいんじゃない? 大根は流石に無理だろうけど。
女性 : ?

扉を開けた。
商人 : 私の家は、つい最近までドムドーラの町で店屋をしていました。店は町の東にあり、ミユキに店を任せた時、町が魔物に襲われ…この町まで逃げてきました。

《武器屋》
アレフ : 炎の剣に水鏡の盾…装備を整えるぞ。ちなみに、水鏡の盾の14800Gってのは、ファミコンの定価が14800円だったからだぜ。

爺 : そなたがしるしを求めるなら、この町の神殿に住む長老を訪ねるが良い。

長老 : 勇者のため祈りましょう。光がそなたと共にありますように…行くがよい。そして探すが良い。ラダトームのお城まで北に70西に40のその場所を!

アレフ : ここか…。
ロトの印を見つけた。
アレフ : 精霊神ルビスのお守りだ。

《ドムドーラ》
アレフ : ミユキという人がなにかを埋めたらしいが…。
悪魔の騎士が現れた!
アレフ : うわっ。
悪魔の騎士 : ラリホー!
アレフは眠ってしまった。
ガシュ!
アレフ : げふっ、マホトーンで呪文を封じないと…。
悪魔の騎士の呪文を封じ込めた。
アレフ : ラリホー。
しかし呪文は効かなかった。
アレフ : ラリホーは効かないようだな。

苦闘の末倒した。

ロトの鎧を見つけた。
アレフ : 光り輝く鎧だ…。

リムルダールの南のほこらを訪れる。
《聖なるほこら》
賢者 : ロトの血を引く者よ。今こそ雨と太陽が合わさる時じゃ! そなたに虹の雫を与えよう!
アレフ : ファンの誰もが思いつく、虹の雫を使った寒いギャグはやめておこう。
賢者 : なんじゃ、お約束を期待しておったのにの。ギャグを言わないなら、ここにはもう用が無いはず。行くが良い。

《リムルダールの岬》
アレフは虹の雫を天にかざした。
虹の橋ができ、竜王の城の島へ渡れるようになった。

《竜王の城》
アレフ : ついに竜王の城に…もうドラゴンもスターキメラも怖くないぞ。
階段を降りるが、行き止まりだった。
アレフ : …どうすれば竜王のいる場所に行けるんだ?

《王座》
アレフ : ここにも竜王がいない…。
玉座の後ろから風を感じる。
アレフ : 何かあるのか?
玉座の後ろに階段を見つけた。

アレフ : ストーンマンにキースドラゴン…強敵だ。

ロトの剣を見つけた。

アレフ : これが先祖の使った剣…切れ味は流石だ。よーし、見せびらかしてこよう。

《ラダトーム》
ローラ姫 : あらっ、なかなか見られるようになったわね。カッコ良さには、装備の組み合わせも必要なのを理解できたようね。
アレフ : ロトの剣、ロトの鎧、水鏡の盾…最強の組み合わせです。
レーニ姫 : カッコいいよっ。

《マイラの村》
爺 : ついに手に入れたな。勇者アレフよ! その剣はご先祖様が鍛え上げたと言う。

再び竜王の城へ

《竜王の城》
アレフ : ダースドラゴン! こいつは最強だ! たまにラリホーも効くぞ。…なんだか、このダースドラゴンはヘロヘロみたいだ。戦闘意志はないらしい。

地下最深部の王座には竜王がいた。
竜王 : よく来たアレフよ。わしが王の中の王、竜王だ。わしは待っておった。そなたのような若者が現われる事を…。もしわしの味方になれば、世界の半分をアレフにやろう。どうじゃ? わしの味方になるか?
アレフ : 世界の半分…女の子のいる世界をください。
竜王 : 本当だな?
竜王 : では世界の半分、闇の世界を与えよう!
竜王 : そなたに復活の呪文を教えよう!

竜王 : お前の旅は終わった。さあ、ゆっくり休むがよい! わあっはっはっはっ。
アレフ : ちょっと待った、女の子いないじゃんか! キャンセルだキャンセル!
竜王 : 愚か者め、思い知るがよい!
竜王はベギラマの呪文で攻撃を仕掛ける。
アレフ : 負けるか、食らえ!
バシュ!
竜王 : ぐわー!
竜王を倒した。
アレフ : ありゃっ…こんなに弱かったのか?
竜王の体は起き上がり、巨大な竜に姿を変えた!
竜王が正体を現わした!!
炎を吐いた!
アレフ : うぐっ、ベホイミ!
ベホイミを駆使しながら竜王にどんどんダメージを与える。
アレフ : もう魔力切れだ…これで倒れてくれ!
アレフの心臓を狙い、竜王の鋭い爪が襲う。
アレフもロトの剣で竜王に立ち向かう。
会心の一撃!
竜王 : グギャー!
竜王を倒した!
そして光の玉を竜王の手から取り戻した!
あなたが光の玉をかざすと、まばゆいばかりの光が溢れ出す……。
この国に平和が戻ったのだ。

《ラダトームの町》
町人 : 勇者ロト、万歳! 勇者アレフ、万ざーい!

町人 : あなた様のお蔭で平和が戻りました!

町人 : 王様もきっとお喜びでしょう!
アレフ : これで悲しまれたら、俺の立場はないよ。

《ラダトームの城》
兵士 : さあ早く王様のもとへ!

ラダトーム王 : おお! アレフ! 全ては古い言い伝えのままであった! 即ちそなたこそは勇者ロトの血を引く者! 最初呼んだ時には実は自信が無かったのじゃ!
アレフ : なんですと?!
ラダトーム王 : そなたこそはこの世界を治めるに相応しいお方なのじゃ! わしに代わってこの国を治めてくれるな? ローラもレーニも丈夫な子供が産めるぞ。
しかし、アレフは言った。
アレフ : いいえ。私の治める国があるなら、それは私自身で探したいのです。(シオリアの手紙ではそんな事が書いてあったんだ。)
ローラとレーニが現れた。
ローラ : 待ってくださる?
ローラ : そのあなたの旅にローラもお伴したくてよ。このローラも連れてってくださいますわね?
アレフ : もちろんですとも。
ローラ : 嬉しくて。ぽっ。
レーニ : 私もお伴したいよぉー。レーニも連れていってね?
アレフ : 解りました。
アレフの新たなる旅が始まる。魔物のいない世界、美しい姫を2人も連れて冒険する。それはさぞかしウハウハだったであろう。


FIN.




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