エンタープライズで浮遊大陸の雲を抜けた!
辺り一面に、広大な海が広がる!
エメラルダ : !!!
ディアマ : なんて広い海だ…。
カリン : 私達のいた大陸なんて、この広い世界の一部に過ぎなかったんですね…。
スティア : 世界がどんなに広くとも、私の美しさは共通でしてよ、ほーっほほほほ!
エメラルダ : そうよね、おーほほほほほ!
ディアマ : 全世界は水没したと聞く。この広い海の下には、大きな大陸や都市が存在するのだな…。

《水の神殿》
神殿に声がこだました。
声 : 水のクリスタルの欠片は水の巫女エリアしか触ることは出来ぬ…
エメラルダ : エリア……?

《水の洞窟》
進む事はできなかった。
ディアマ : 封印されているようだな。
カリン : 水の巫女が必要なのかも知れません。
スティア : ふふん、私の美しさでもどうにもできないようね。

広い海を冒険し3日後、小さな島に漂着していた難破船を発見した。
スティア : 誰かいないかしら!?

《難破船》
カリン : 人です!
爺がいた。
爺 : おおっ、若いのが4人も…。
ディアマ : 我々は浮遊大陸から来た。
爺 : そうか…。大地震が起こった直後に世界は海に沈んでしまった…。丁度船に乗っていたんで、わしは助かったんじゃ。えっ? なんで船に乗ってたかって? この船が港にある時には、時々若いモンが忍び込んで、あんな事や、こんな事をしているから、隠れて覗き見するつもだったんじゃ。
エメラルダ : 助かったのはお爺さんだけ?
爺 : 生き残ったのはわしと奥に寝ている娘だけじゃよ。
スティア : あんな事や…をするつもりだったのかしら?
爺 : あの娘は板切れにしがみ付いて漂流していたんじゃ。

ベッドに向かった。衰弱した娘がいる。
衰弱娘 : うーん…うーん…。
ディアマ : アイテムを使おう。
エメラルダ : 間違ってもエリクサーとかを使っちゃいけないわよ。
毒消しを使った。
スティア : 妥当なアイテムね。
衰弱娘 : あなたは…こ、ここはどこ?
ディアマ : 漂流船の中だ。
衰弱娘 : えっ! あなた方の心の中にあるその光は……! あなた方はクリスタルに力を授けられた戦士…。クリスタルは戦士を選んだのね! 良かった…。
スティア : あなたは何者?
エリア : 私の名前はエリア。水の神殿の巫女です。
エメラルダ : 一体この世界はどうしたの?
エリア : ああ、戦士達よ…土の力があの大地震を起こしたのです。そして水のクリスタルは地中深く沈みました。
カリン : 土の力…。
エリア : ええ、土の力に引き込まれたのです。水の力に守られていた人々は石にされ大陸は海に沈みました。
ディアマ : という事は、死んだわけではないのか。
エリア : 私を水の神殿に連れていって! そこにある水のクリスタルの欠片を沈んでしまったクリスタルに捧げれば、呪いが解けるかも知れない…。
カリン : でも、その体で…。
エリア : 大丈夫です。それより世界を救わねば…ゴホッ…。お願い! 私を水の神殿へ連れていってください。
スティア : 解りましてよ。
エリア : ありがとう!!
爺 : 娘さん…大丈夫かい?
エリア : おじいさんありがとう!
爺 : なんの。じっくり裸とかは拝ませてもらったしの。パフパフにはちょっと胸が足らんかったようじゃ。きょいきょいやいんぐりもんぐりは堪能させてもらったぞい。
エリア : えっ?
爺 : それより気をつけてな!

エリアがパーティーに加わった。
エリア : 水の神殿に連れていってください。そこにクリスタルの欠片があるはずです……。
ディアマ : そう言えば何か落ちていたな。
エリア : 水の洞窟には封印された扉があります。クリスタルの欠片があれば通れるはずだけど…。

《水の神殿》
エリア : 良かった! まだこの欠片の中には光が残っているわ。
エリアはクリスタルの欠片をそっと手に取った!
エリア : さあ、神殿のある北の洞窟に行きましょう。

《水の洞窟》
エリア : この扉は水の祭壇に誰も入れぬように造られた物です。水の巫女にしか開ける事はできません。凄いでしょ?
エメラルダ : え? 今自慢しなかった?
エリアは膝を着き、何かを祈る…。
ピカッ
扉の封印が消えた。

エリア : さあ、行きましょう。欠片に残った光をクリスタルに当てればその力が蘇り、世界を海の底から戻すことができるかも知れません。
スティア : かも知れませんじゃ、決まったわけじゃないのね。
エリア : 可能性がある以上は価値があります。難癖つけると嫌われますよ。例えば人気下位とか。
ズガーン!
スティアは衝撃を食らった。
エリア : クリスタルはあなた達を選んだのね…わかります。みんな性格が変みたいですし。
エメラルダ : 何か言ったかしら?
カリン : 私は変じゃありませんっ。
エリア : とても暖かい光を感じるわ。優しさと強さを持った…。
スティア : う、美しさを忘れてましてよ。
衝撃から少し開放されたスティアが言った。
エリア : はい、うぬぼれも忘れてました。
エメラルダ : …可愛い顔と身体の割りには、口が悪いみたいね。

《水のクリスタルルーム》
エメラルダ : ここが水のクリスタルの部屋…。
エリア : さあ、水のクリスタルよ。光を取り戻して!
エリアがクリスタルの欠片に僅かに残る光をクリスタルに当てる…。
と同時に魔物が出てきた! 魔物は矢を放つ!
エリア : 危ないっ!
エリアはエメラルダ達を突き飛ばした!
ザクッ!
矢はエリアの心臓に突き刺さった。
エリア  : うっ……。
エメラルダ : エリア!!
矢の刺さった胸からは大量の血液が吹き出る。
ブシュー!
エリア : エメラルダ…。
スティア : エリア…!!! エメラルダの名前を叫ぶなんて、私が主人公じゃなかったのね?!
魔物 : 光の戦士すら一瞬にして消し去る呪いの矢を避けるとは運のいい奴よ。俺は水のクリスタルを割り二度とその光が戻らぬようザンデ様に使わされたクラーケン! 死ねい!!
クラーケンが襲ってきた!!

カリン : エリアさんの仇!

クラーケン : ギャー!
クラーケンを倒した。

エメラルダ : エリアっ…!
エリア : ……水のクリスタルに光が戻ったのね。ありがとう、あなた方のお陰……うっ…。
ディアマ : エリア! 喋るな!
エリア : さあ、これを受け取ってください。水の力が持つ称号を…。
ピカッ
エリアから水の力が持つ称号を受け取った!
エメラルダ : エリア、しっかりするのよ!
エリア : いいえ、私はもう駄目…。さあ、行って下さい…私のためにも闇を振り払い、この世界に再び平和を…。
スティア : エリア…!
エリア : さようなら…。
カリン : エリアーっ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ディアマ : 地震だ! 逃げろ!!
エメラルダ : 駄目よ! エリアを残してなんて…!
スティア : 危ないっ!
ディアマ : ウワァー……!!


海中から地面が浮き上がる。この地震はその振動なのだ。

《アムルの宿屋》
女 : 気が付いた? 三日も眠り続けていたのよ。
スティア : ああ、ありがとう。ここは…?
女 : ここは水の町アムル。水の神殿に倒れていたのをお爺ちゃんが見つけたのよ。
ディアマ : そうか、三日も…。そうだ、水の力…風水師、竜騎士、バイキング、空手家、魔剣士、幻術師、吟遊詩人…。
エメラルダ : ジョブが増えるのはいいんだけど、今の時点では使い物にならないジョブばかりのようね。
爺 : もう大丈夫なようだな。良かった良かった。
ディアマ : すっかり世話になった。礼を言う。
カリン : ありがとう。
女 : どういたしまして!

宿屋を出た。水路の多い街である。
街人 : アムルの酒場には行ったかい? 情報が揃ってるぜ!

《アムルの町・酒場》
街人 : なんだかずっと夢を見ていたようだ…。

街人 : 皆、地震の事や石にされて海に沈められた事を覚えていないんだ…。
エメラルダ : 覚えていたらいたで恐かったでしょうね。

カリン : ピアノを弾きます。
街人 : まあなんて素敵な曲かしら! 踊りましょう!!
酒場の人が皆で踊ってくれた。
客 : 最高ー!!

街人 : 闇の世界から来た四人の戦士が、四つのクリスタルから溢れた光を打ち砕いた…そんな伝説があるんじゃ。ゴールドルはあんたらを伝説の四人の戦士と思って、自分のクリスタルを盗られまいと船に鎖をつけたんじゃよ。
街人 : ゴールドルって奴がやってきてあんたたちの船に変な鎖をつけていったよ。
スティア : なんですって!?

街を出るとエンターブライズが大きな鎖で繋がれていた。
ディアマ : くそっ、これでは出航できん。

アムルに戻った。
ディアマ : ゴールドルとかいう奴は、何者だ?
街人 : ゴールドルは金には目がない。館の物はみんな金で出来ているって言うぜ! それを盗られまいと屋敷は鍵だらけさ!!
街人 : ゴールドルは魔法にめっぽう強いぞ! 完全に魔法防御しとるんじゃ!
スティア : どこにいまして?
街人 : ゴールドルの館はこのアムルを出てずっと南に行った山の中だ。でもその前に底無しの沼があるんだ。落ちたら死んじまうぜ。
ディアマ : ふむ、厄介だな。
街人 : 浮遊草の靴があれば底無し沼を渡ることができる。確か下水道に住むデリラ婆さんが持ってたかな?

酒場を出た。
スティア : エリアを助けたお爺さんよ。
爺 : えっ! エリアが……そうか……、……。悲しい事じゃ…。もう彼女にきょいきょいとかができないんじゃな…。 エリアのためにも、この世界に光を取り戻してくれ。頼むぞ!

街人 : クリスタルを探しているのかね? それなら南の底無し沼に住むゴールドルが持っておるはずじゃ。
ディアマ : 土のクリスタルか、コールドルから奪えば4つ揃うわけだな。

街人 : 下水道は怪物が出るようになって封鎖されているわ。鍵は確かジルお爺さんが持っていたと思うけど…。
街人 : この村には四人の戦士が溢れる光と闇を打ち砕く…という伝説があるの。

街を歩くと、突然変な4人組みが現れた。
爺 : いえーい!!
ディアマ : な、何だ? あの爺さん達は??

街人 : あのお爺さん達…自分たちが伝説の四人の勇者だと思っているのよ!
ディアマ : ふっ、笑わせてくれる。ここに本物がいるというのに。

《ジルの家》
小難しそうな婆がいた。
ジル : 何の用じゃい!
エメラルダ : 浮遊草の靴を貰いに下水道に入りたいのよ…。
ジル : なに! 下水道じゃと! あそこは怪物が出るので封鎖してあるんじゃ。危ないぞ!!
スティア : だけど、最後の四つ目のクリスタルを捜し出さねばならなくてよ。
ジル : なんと! お主達伝説の四戦士か!!

英雄爺さん登場
爺1 : なに? 伝説の四人の戦士?
爺2 : それはわしたちのことではないか!
爺3 : あいつらもそうだと言っているぞ!
爺4 : 下水道に入るらしい…
爺1 : よし、先回りじゃ!!
他の爺 : よーし、先回りじゃ!!!

ジル : どーれ下水道に案内してやるわい。ついてきなさい!
扉があった。
ジル : どーれ鍵を開けよう!
ガチャン!
ジル : 下水道はこの先じゃ。気をつけてなっ!
スティア : 行ってきましてよ。
ジル : 頑張れよ!

スティア : 意気込んでみたものの、下水道の臭いは酷くてよ…。

下水道・地下三階
英雄爺さんが襲われている。
爺達 : ひえー、助けてくれー!!!
カリン : あら、さっきのお爺さん達です!
スティア : 助けましょ!!

ゴブリン8匹を倒した。
爺1 : いやー済まんな。危ない所を助けてくれてありがとうよ。伝説の四人の勇者はてっきりわしらの事だと思ったんじゃが!?
エメラルダ : 全然違うようね、おーほほほほ!
爺2 : やっぱり違うかのー……残念、残念! ファファファ!!
爺3 : : いやーすまん、すまん。やっぱり若いもんにはかなわんかのう?! ここで休んでいるわい。
爺4 : わしらもまだまだ修業が足りんな!
爺1 : いやーあんがとさん!
爺3 : やっぱり伝説の四人組はあんたらなのかのー? てっきりわしらの事だと思ったんじゃが!?

地下四階
陰険そうな婆がいた。
デリラ : 何者だい? このデリラ様に何の用だい?
エメラルダ : よーし、浮遊草の靴を貸してくれないか頼んでみるわよ…。
デリラ : ヒャヒャヒャ! お前達みたいな若造、小娘が伝説の四人の勇者だとは……本当かい?
スティア : この私の美しさが代弁しているはずだけど。
デリラ : 信じられないねえ…。
スティア : 失礼ね。
デリラ : まあいい。胸だけはあるようだし。ほれこれが浮遊草の靴だ! 投げるよ。しっかりお取り!!
靴が飛んできた。
スティア : わ、私がキャッチすればよくて?
四人の爺さんが現れた。
爺達 : 危ない! 下がるのじゃ!!
とっさに退いた。
ドッカーン!
投げられた靴は爆発した。
爺1 : その靴は偽物じゃ。
エメラルダ : どうしてそれが? まあ、爆発して無くなったから本物だと困るけど。
爺1 : なーに勘じゃよ勘! なんちゃって。わしは一度靴を見た事があるんでな。
爺2 : おい、デリラ婆さん。この連中は本物の勇者じゃよ!
デリラ : おやまあ! あんたらは私の着替えをよく覗いて写真を撮って売りさばいていた悪ガキどもじゃないか。
爺3 : 50年前の話を蒸し返さんでくれ。とにかく本物なんじゃ。
デリラ : それは知らなんだ。悪かったねえ。
爺4 : デリラ婆さん、靴を貸してくれんか?
デリラ : 売った写真の90%の利益を、このデリラ様に貢ぎ続けたあんた達の頼みなら仕方ない。さあ、これを持って行きなされ。
エメラルダ : 90%はちょっと取り過ぎじゃないの?
デリラ : つべこべ言わずに受け取れ。
浮遊草の靴を手に入れた。
エメラルダ : よーし、これを履けば底無し沼を渡る事ができるわよ。
浮遊草の靴を履いた!

カリン : ありがとう、お爺さん。あなた達は立派な勇者です。
爺達 : フォフォフォ! それ程でもないがの! さあて帰ろうかの。若いの、わしに掴まりなさい。帰り道くらいわしらがテレポを使おう! それっ!!
地上に戻った。
エメラルダ : 顔に似合わず、テレポが使えたのね。
爺1 : いやいや実はさっき使ったのはテレポではなくてラッコの頭じゃよ!
爺2 : わしらだって勇者じゃぞい! ファファファ!
爺3 : いい目をしとる。ついでに、ええ乳しとる…。んー、お前達ならやれるかも知れん。
爺4 : お前らの方が力は強いが、異性にもてて@@の回数が多いのはわしらのほうじゃな! ファファファ!

ディアマ : さて、ゴールドルとかいうふざけた奴を仕留めにいくとしよう。

《ゴールドルの屋敷》
スティア : 金だらけね…。
ディアマ : メッキもあるにせよ、ここまで金で固めるとは…。
カリン : 鍵が掛かっています。
ディアマ : 誰かシーフになって、鍵を使わずして扉を開けたい。
カリンは学者からシーフになった。
エメラルダ : ゴールドルは魔法が効かないみたいね。黒魔導師は辞めるわ。
エメラルダは黒魔導師から空手家になった。

きんきらの剣を11本見つけた。
スティア : 剣としては弱いけど、お金にはなりそうね。

カリン : 隠し通路です。
通路を進むと部屋があり、金の鎧を身に着けた男がいた。
ディアマ : 貴様がゴールドルか?
ゴールドル : わしのクリスタルは渡さん! 死ねい!
ゴールドルが襲ってきた!
エメラルダの空手技、スティアの剣術、カリンのブーメラン攻撃、ディアマの回復魔法でゴールドルを倒した。

ゴールドル : 畜生! お前らにクリスタルを取られるくらいならこうしてやる!
シャリーン!
クリスタルは粉々に砕け散った!!
エメラルダ : うげっ! クリスタルが割れてしまったわ!!!
ゴールドル : お前らにクリスタルは渡さん! ファファファ……
ディアマ : おのれっ、くたばれ!
グシャ!
ディアマはゴールドルにトドメを刺した。
4人は暫く呆然とした。
エメラルダ : このクリスタルにどんなジョブがあったのかしら…?
スティア : 土の巫女とかが出てきて、クリスタルを直してくれる展開なのかしら…?
カリン : あっ、鍵が落ちてます。
ゴールドルの鎖の鍵だ。掴むとスウっと消えた。ゴールドルの呪いが消え飛空艇は自由になった!
ディアマ : 鎖は解けたが、クリスタルが粉々に…参ったな。

アムルに戻った。
《アムル》
街人 : ほお! あんたらの船は空を飛ぶのかい!?

カリン : 助けてくれた節はありがとうございました。
女 : 元気で頑張って。また来てね!

デリラ : 四人の爺さん達は元気かい?
カリン : 元気だと思います。

街人 : サロニアに行ってみなさい。とても大きな城下町じゃ。
街人 : サロニアという物凄く大きな町があるんじゃ。そこの城にある飛空艇はとても速いと聞いた事がある…。
4人は久し振りにエンタープライズに乗った。
ディアマ : レミラは元気だろうか…会いたい…。
スティア : ディアマ、そんな暇はなくてよ。
ディアマ : ふむ…今回の冒険が終わったらきっと…。
エメラルダは手を強く握り、何かに耐えていた。

水没していた陸を探検すると村を発見した。

《ダスター》
村人 : この島の南東にダルグ大陸がある。その入り口から吹き出す風はとても強いんだ。みんな吹き飛ばされちまう。あんた達もスカートを吹き飛ばされないようにしなさい。

魔剣士 : 暗黒剣という暗闇から生まれた剣があるらしい。わしはそれを求めて旅をしている。

村人 : サロニアには物凄く速い飛空艇があると聞いた事がある。

風水師 : 風水師は自然そのものを武器とする。地形を利用して魔法のような攻撃をする事ができるのだ。

風水師 : 地形を操るのはとても難しい。自分にダメージが跳ね返ってくる事もあるのだ。

詩人 : 私の歌を聴きなさい…。
詩人は竪琴を奏でた。
詩人 : オーディーンは自分の力が利用される事を恐れた。そして自らを封じた…優しき心を持つ騎士…。

詩人 : 私の歌を聴きなさい…。湖の大きな影…リバイアサン。自分を闇の鎖から解き放つその時を待っている…。
エメラルダ : そういえば、長老の森の近くに大きな影があったわね…。

詩人 : 私の歌を聴きなさい…。龍王バハムートを倒す者が現われたなら、その良き心は更なる力となって大いなる技を与えるだろう…。
ディアマ : バハムート…山頂にいたあの龍か…。

詩人 : 私の歌を聴きなさい…。チョッコボー チョコボ、チョッコッボー チョッコボ チョッコボー チョッコボ チョッコボー はい!

詩人 : 私の歌を聴きなさい…これはっ、アイテムーをー、貰ったー時ー!

詩人 : 私の歌を聴きなさい…。遥か昔…光の力を人が手にした。そして溢れた光は世界を破滅させようとした…。その時…闇の世界から四人の戦士が現われた。溢れた光を元に戻すために…

《レブリト》
幻術師 : なかなか、呼び出せん…えーい!
スティア : チョコボが出てきましてよ!
幻術師 : おっと! またチョコボが出てしまった。駄目だ…。
ディアマ : ふむ、なかなか面白そうな職業だ。
ディアマは幻術師になった。

幻術師 : 昔ノアと言う大魔導師がいた。物凄い魔法を使ったらしいが…
幻術師 : ダルグ大陸には偉大な魔導師ノアがいたというが…もう死んでしまったらしい…。
幻術師 : 幻術師より魔界幻師の呼び出したモンスターの方が強いのだ。
幻術師 : ノアはリバイアサンや龍王バハムートを召喚することが出来たらしい…。
ディアマ : ノアか…なかなかの奴と見たが。
幻術師 : リバイアサンやバハムートはノアによって浮遊大陸に封印されたと言う…。
幻術師 : ノアの弟子の内一人が夢の世界を守るため、南のフィヨルドのどこかで眠りに着いているという噂を聞いた事があります。
幻術師 : 召喚魔法は敵がバリアチェンジしてきても、そのバリアに関係なくダメージを与える事ができるのだ。

族人 : 私はグルガン族の一人…遥か昔、光が氾濫した時と同じように、今、闇の力が氾濫しようとしている…。何者かが闇を呼び寄せている…。その者は知らない…。一時は闇の世界が広がっても、結局最後にはバランスを崩した光と闇の二つの世界はどちらも無くなってしまう事を……。
スティア : そんな事はさせなくてよ。

爺 : 三角の形をした小さな島の海底に洞窟があるんじゃ。そこはお宝どっさりじゃぞ。

強い逆風の吹くダルグ大陸に侵入しようとした、しかしエンタープライズは押し戻された。
ディアマ : この飛空船での進入は無理のようだ。
エメラルダ : 私の心や身体には侵入して来てもいいのよ、ディアマ。

エンタープライズで飛行を続ける。
ディアマ : むむっ、大きな城と街が見えてきたぞ。
エメラルダ : エンタープライズで様子を見ましょ。
不意に砲撃された!
スティア : にっ、逃げるのよ!
しかし撃墜されてしまった。エンタープライズは空中分解し、4人は飛び降りた。
ドスン!
エメラルダ : あ痛たたたた…。

落ちたのはサロニア城門だった。

サロニアの大勢の兵士達が二手に分かれて闘っている。

兵士 : なんで味方同志で戦わなきゃいかんのだ!
上官 : 戦えー!
兵士 : 負けた方は全員処刑されるのだ。
ディアマ : なんだこの国は?!

門番 : お前らのような者は城に入る事はできん! 帰った帰った!
門番 : 王様の命令によりサロニア城は封鎖されている。

スティア : 仕方ないわ、街の方に行きましてよ。

《サロニア1》
最も賑わっているエリアのようだ。
街人 : 王様がサロニアの軍隊を二つに分けて戦わせているんだ!
街人 : 王は誰の言う事も耳に入らぬ。何かを進言しようとすれば、その場で斬り殺されるのだ。
街人 : サロニアは四つのブロックに分かれている。
街人 : 王様の命令で店はみんな封鎖されてしまいました。一軒だけ命令に逆らっている武器屋があるらしいです。
街人 : 私は見たのです。大臣の影は大きな鳥のような形をしていた。あれは伝説の怪鳥ガルーダ…。
街人 : ああ、アルス王子はいったいどこに…?
爺 : 酒場に王子に似た子供が入っていくのを見かけたぞよ。
爺は歩く。
爺 : ここじゃよこの酒場に入っていったんじゃ!!

《酒場》
ならず者 : おいおい、こいつ、自分の事を王子様と思っているらしいぜ。ハハハーお笑いだぜっ!
ディアマ : 確かに往還まで被っておかしな奴だ。
スティア : …本物ではなくて?
ならず者 : おらおら、どうした王子様よ! みんなでからかってやろうぜ。
カリン : ほら、やめてくださいっ!
ならず者 : なんだー、てめー。おいみんな、いい女もいるし、やっちまえ!
ならず者を懲らしめた。
ならず者 : 痛てて…勘弁してくれー許してください!

アルス : 私はアルス王子。サロニアの王ゴーンの子。助けていただいてありがとう。
エメラルダやスティアよりも遥かに身長の低い王子が、彼女達の手を取り礼を行った。
エメラルダ : 一体、サロニアに何が? 私達の飛空船が壊されて、私の大好きなケーキもオジャンになったから、弁償させる相手を探してるんだけど。
アルス : 済みません…突然父上が、味方同志で戦いを始めさせたのです。私は止めましたが聞いてはくれませんでした。そして城の外に追放されてしまったのです。私の部屋にはセーラームーン等身大フィギュアがあり、愛しているのに会えなくて淋しいです。
スティア : ほーっほほほほ!
アルス : フィギュアですが、通販のカタログで見た時は「肌触りは人肌」と書かれていたのに、表面がゴツゴツした蝋人形だったので残念でしたが、見るには問題ないです。空気を入れて膨らませる奴じゃなかったのでずっといいでしょう。
エメラルダ : なんか、悪い趣味を持ってそうね…。
アルス : 頼みます、旅の人達。私の力になってください。城に帰り、父に会って、訳を訊きたいのです。
エメラルダ : 分かったわ。
アルス  : ありがとう!
アルス王子がパーティーに加わった。
ディアマ : なんだ、まだいたのか?
ならず者 : ひえー勘弁してちょー!
アルス : 父上は突然人が変わったように酷い事をするようになって…味方同士を闘わせたり、好きでもない男女に無理矢理性行為をさせたり…何があったのか…。
エメラルダ : あん、王様の前にディアマと行けば、一緒にえっちされられちゃうかしら…。ぽっ。
ディアマ : まさに、好きでもない女と交わる事になりそうだ。
エメラルダ : ガーン…。
アルス : 私は城を追放されたのです。父上は二度と帰ってくるなと…

アルスには大勢のジイがいるようだ。
街に散らばるジイを探しながら情報を集める。

じい : おお! アルス王子!
アルス : しー! 今は追放の身です。大声を出さないで!
じい : 済みませぬ。

じい : おお、これはアルス王子! さあこれをお持ち下さい!
ドラゴンメイルを受け取った!
アルス : …僕には装備できないようです。
スティア : ほーっほほほ! ちょっと背が低いようね。私達が装備するから安心なさい。

街人 : 王様は狂っています。どうか王子よ。王を説得してください!!

じい : アルス王子よ! 生きておられましたか!! じじはこれを王子に渡したくて城を抜けてきました!
ウインドスピアを受け取った!
ディアマ : 死んでいるかも知れないのに、渡したくて城を抜けてたのか?
じい : 結果オーライですじゃ。

《民家》
研究者 : わしはチョコボの研究をしとるんじゃ。でぶチョコボだって呼べるぞっ! ほーれ…でぶチョコボ登場!!
ドスン
でぶチョコボが出て来た。
エメラルダ : アイテムを預けられるのはいいんだけど、返してもらう時に粘着いてるのが難点なのよね。
カリン : ギサールの野菜をおなかに預けるってどういう事かな?
ディアマ : 消化されてしまっているだろう。

《サロニア2》
塔と掘のエリアだ。

街人 : アルス王子が城の外に追放になったという噂だ…。

街人 : このまま戦争が続けばサロニアは焼け野原になっちまう。

街人 : この地区の中央に建つ塔はドラゴンの塔と呼ばれ竜騎士一族の宝が置かれています。
街人 : 伝説の怪鳥ガルーダを倒すことが出来たのは竜騎士と呼ばれる者だけだったと聞いた事がある。
ディアマ : 竜騎士か…よし、アイテムを集めた後、一時的に全員竜騎士にチェンジする事にするぞ。
スティア : ドラゴンの塔にアイテムがあるようね。
街人 : ドラゴンの塔に登るだって?! やめときな! 怪物がうようよいるぜ!!

ドラゴンの塔に登った。
エメラルダ : 隠し通路が多いわね…。
カリン : シーフのジョブで通路なら分かります。

竜騎士のアイテムを見つけた。

《サロニア3》
森の中にあるエリアだ。
街人 : 昔、サロニア城の地下は海底まで繋がる洞窟になっていたという…。 今は塞がれてしまっておるがの。海の底からなら入れるかも知れん。

大きな建物があった。
街人 : ここはサロニアの図書館じゃ。じゃが今は封鎖されておる。
街人 : サロニアの図書館には、ありとあらゆる本が揃っているのじゃ。
街人 : 帰った帰った! この図書館は封鎖されている!

《サロニア4》
街人 : サロニアの東の島ダスターには風水師や吟遊詩人といった変わった人々が住んでいます。
スティア : あーら、そこなら行ったわね。

街人 : 王様の命令によりサロニア城は封鎖されている。

街人 : 王様がサロニアの軍隊を二つに分けて戦わせているんだ!

エメラルダ : 情報も集めたし、そろそろサロニア城に乗り込むわよ。
全員竜騎士となった。

《サロニア城》
門番 : おお、これはアルス王子。
アルス : 中に入れるのだ。
門番 : あなたは追放の身です。中に入れるわけにはまいりません。
門番の後から兵士が話しかける。
門番 : なに…王様が通せと言っておられるのか?
兵士 : はい。
門番 : アルス王子、失礼しました。どうぞお通り下さい。
5人は中に通される。
ベッドのある寝室に案内された。
兵士 : 今夜はここでゆっくりお休み下さい。明日、王様がお会いになるそうです。それではお休みなさいませ。
エメラルダ : あん、私はディアマの隣。
ディアマ : ふむ…。
エメラルダ : なんなら、一緒なベッドでもいいわ。
アルス : …私もこんな風に言ってくれる女性が現れるでしょうか?

夜になった。
アルス : もう寝ていましたか?
カリン : いいえ…。
アルス : 父上はどうしてしまったのでしょうか? 私の事を愛してはいないのでしょうか? 子供を城の外に追放するでしょうか?
カリン : 王子、愛していますとも。子供を愛さない親がどこにいるでしょう。きっと何か訳があるのです。
アルス : そうでしょうか。
カリン : 明日王様に会えばはっきりしますよ。
アルス : なんだか恐いな…。

突然、王様がナイフを持って襲ってきた!!
王 : 王子、死ぬのだ!
アルス : 父上! 何をするのですか!!
躊躇っている王の後から大臣ギガメスが現われた。
ギガメス : さあ、何をしている。王子を殺せ!
グサッ!
王 : うっ……。
王様はアルスへ向けていた剣先を自分に向け、自らをナイフで刺した…。
アルス : 父上!
王様 : うっ…これでもう操られんぞ。
ギガメス : くっそー、なぜ俺の術が破れた!
王様 : 愛する子供を殺すぐらいなら自らの命を断つ!! お前の思うようにはさせん!
ギガメス : くっそー! ならば纏めてあの世へ送ってやる!! 死ねい!!!
ディアマ : 待つがいい! 俺達が相手だ。
エメラルダ : きゃん素敵、いつもより怒ってる。
ディアマ : レミラとの夢を邪魔されたのだ。もう少しでファミコンには無いボタンまで行く所だっのに!
スティア : ファミコンにはAボタンとBボタンはあるから…。
ギガメス : 何い! 小ざかしい奴らよ! ではお前達から片付けてやる!
ギガメスが襲ってきた!! ギガメスはガルーダだった!
ガルーダは雷を落とすが、竜騎士となり宙を飛ぶ仲間には通用しない。
ディアマ : 食らえ、槍落とし!
ガルーダ : ぐぎゃー!
ガルーダを倒した。

アルス : 父上!!
王様 : おお、我が息子アルスよ! わしは大臣ギガメスに長い事操られていたのだ。
アルス : ……。
王様 : お前はもう、わしの事を許してはくれぬと思っていた。だがこうして戻ってきてくれた。そのお陰でまた自由な魂に戻れたのだ。
アルスは王に抱き着いた。
王様 : おおアルスよ、頼む。わしの跡を継ぎ、サロニアに、再び、平和を……うっ……。
アルス : 父上ー!!!
王様 : 愛している、アルスよ………………。
王は息絶えた。

スティア : アルス王子……。
アルス : 皆さん、ありがとう! 私は一瞬だが父上を疑ってしまった…。
カリン : そんな事はありません。あなたは父上を愛していました。
アルス : 私は父の跡を継ぎ、このサロニアの王になろうと思います。それが父上の遺志です。本当にありがとう。あなた方のお陰で大臣ギガメスを倒す事ができました。
スティア : アルス王子、しっかりなさいよ!
アルス : はい!! ありがとう、戦士達!

《王座の間》
兵士 : サロニアを救った光の戦士よ! ありがとう!!

アルス : 父上の遺志を継ぎサロニアを、いやサロニアだけでなく世界中を平和にしてみせます。いつまでも悲しんではいられない…。それには可愛らしい妻が欲しいと思います。
ディアマ : ん? 王子はいくつなのだ?
アルス : 若輩ですが、じいによれば夜伽も可能です。
エメラルダ : あーら、夜伽ってどんな事か知ってるの?
アルス : 知ってますとも、昨晩は眠っているカリンさんで練習しました。
カリン : アルス!
アルス : 冗談です。王たる者、冗談にも長けていなければならないそうです。
カリン : ふぅ…。
アルス : このサロニアには、何かあなた方の役に立つ物があるかも知れません。何でも使ってください!
エメラルダ : まあ、言われるまでもなく、今までも4人で力を合わせて、行く先々の宝箱や坪から根こそぎアイテムを奪って他の街の道具屋で換金していたけどね。おーほほほほほほ!
ディアマ : おしゃべりめ、それは話してはいけない事だ。

4人は元のジョブに戻った。

兵士 : この塔の一階に宝部屋への隠し通路があります。

詩人 : 私の歌を聴きなさい…。神の怒りに触れ海に沈んだ神殿…サロニアの南二本づのの下に眠る。
詩人 : 私の歌を聴きなさい…。ノアのリュート…夢の世界にも届くその音色、今は静かに時の神殿に眠る…

サロニアの宝を手に入れた。
ディアマ : 流石に多過ぎて、何度かでぶチョコボの世話になってしまった。
エメラルダ : この城も根こそぎみたいね、おーほほほほほ!

兵士 : このサロニアには隠し部屋があります。魔導師の部屋の右から二つ目の壁を調べてみてください。

《魔導師の部屋》
魔導師 : 超魔導師ノアは死ぬ時、ザンデ、ドーガ、ウネの三人にその力を分け与えたという。
魔導師 : これだけの禍を引き起こす力を持っているのは、多分ダルグ大陸の三人の魔導師だけじゃ。ノーチラス号のエンジンならば大陸の十字岬から吹き出す風に逆らって中に入れるはず。光の戦士達よ、ダルグ大陸に向かえ!

隠し扉を見つけた。
兵士 : ここから先には進めません。昔は地下道だったらしいのですが。
ディアマ : 何やら壁の向こうに大きな戦士の波動を感じる…。

《学者の部屋》
学者 : 我々はサロニアのエンジニア! 古代遺跡で発見された空飛ぶ船ノーチラスを使ってください。さあ運ぶぞ!
学者は一斉に退室した。
学者 : あれれ? みんなどこだあ…?
工具の音がする。
トンテンカン…。
学者 : 城の外に置いておきました。名前はノーチラス!! あれならダルグ大陸の風にだって負けないはずです。お気をつけて!
飛空艇ノーチラスを手に入れた!

ノーチラスを試乗した。
エメラルダ : 物凄い速さよ!

学者 : ノーチラスの調子はどうですか? いい飛空艇でしょう!

《サロニア1》
街人 : あなた方のお陰でサロニアに再び平和が訪れました!
街人 : 戦士達よありがとう!

スティア : 武器屋、防具屋も開いたようね。

《サロニア3》
爺 : 図書館に行ってみなさい。お前さん達に必要な知識があるはずじゃ。

《サロニア図書館》
古代の本1 : 四つの巨像。その間を通る者を焼き尽くす。クリスタルを護るのだ。その鍵は四本の牙。私達だけが自由に通れる。
古代の本2 : 浮遊大陸が完成した。ダルグ大陸の十字岬をまっすぐ西に行った所に設置する…。
エメラルダ : 私とディアマのいた所ね。
スティア : あら、私もいましてよ。
カリン : 私もです。
古代の本3 : 我々は光の力を使い過ぎた。力は暴走し出し、今や私達にも止める事はできない。このまま世界は滅亡してしまうのか…
古代の本4 : 闇の世界からやってきた四人の戦士が光の暴走を食い止めてくれた。 彼らは何者? どこから来たのか? しかしお蔭で世界は救われたようだ…。
オーエンの本1 : 私は大陸を空中に浮かす事に成功した…。その動力炉を私の名前をとってオーエンの塔としよう…。
オーエンの本2 : まさか光が氾濫しようとは…誤算だった。ちょと女癖が悪いが、息子デッシュを冷凍冬眠させる。もしオーエンの塔に何かあった時は自動的に目覚めそれを直すようにセットした。息子よ…女に溺れないよう頼むぞ…。
暗黒剣の本 : 暗黒剣を極めようとするなら、まずファルガバードを目指せ…。サロニアの西の山に 隠れた暗黒剣の村を…。
難しい本 : 時の歯車の原理…永久機関とは…その反物質を…均衡状態で…。
飛空艇の本 : ザ ベスト 飛空艇 オブ ザ イヤー
1……潜水艇 ノーチラス
2……巨大船 インビンシブル
3……飛空艇 エンタープライズ
エメラルダ : インビンシブル…ノーチラスには劣るようね。


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